DESIGN SPECTACLES

社会課題をいろんなメガネ(spectacle)をかけかえるように視点を変えて読み解き、問いを軸に組織を超えて繋がり共に社会を良くする。私たちはそのハブとなる活動体です◎富士通グループのソーシャルメディア公式アカウントのポリシーはこちら https://bit.ly/3G8pQgW

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記事一覧

ISSUE Carbon Neutrality |人類学から見た気候変動とテクノロジー

ISSUE Carbon Neutrality | 等身大の課題から描く脱炭素化への道筋

複雑化する社会課題をみんなで解決するために。~実践知をひらくブックレット公開~

事業を通してサステナビリティを実現するヒントはどこにある?「SUSTAINABILITY TRANSITION BY DESIGN」公開

#はじまりのデザイン | 意志あるWell-beingが実現できる社会へ

#はじまりのデザイン| 未来の社会に問う、寛容さで包み込む教育

いろとりどりの解決|神奈川県川崎市

誰もがありのままの“あなた”でいられる社会とは

余白のある問いと意志の掛け算が生み出すまちづくりの可能性|千葉県流山市

社会課題解決につながる日本らしい政策デザインとは

省庁を超えた若手中心チームが「政策デザイン」を実践中

【ケーススタディ】みんなでつくる「私たちの」公共サービス

事業は「理念」を体現する「シーン」 ~地域未来創造企業 きたもっく~

はじまりのデザイン ~地域活性を後押しする、内と外のいい関係とは 〜

社会課題解決の技術開発に取り組むとは

海ゴミ問題の解決に挑む「海で分解するプラスチック」

ISSUE Carbon Neutrality |人類学から見た気候変動とテクノロジー

 経営意識の中に環境意識が取り込まれ、多くの企業がCO2排出量の削減などに力を入れています。AIを活用した気候変動予測やIoTを活用した省エネルギー化など、デジタルテクノロジーを活用してそれらの問題を解決しようとする企業は多いものの、気候変動は複雑かつ巨大な問題だけに、その全体像が捉えづらく、企業にとって何が解くべき「本質的な課題」なのかを見極めることが難しいのが現状です。  気候変動対策の必要性を理解していても、そもそも何が課題なのか、なぜ課題解決に取り組まなければならな

ISSUE Carbon Neutrality | 等身大の課題から描く脱炭素化への道筋

企業にも社会課題を解決するためのリーダーシップが求められている昨今。しかし、「収益性」と「サステナビリティ」を両立するハードルは依然高いといえるのではないでしょうか。 今回は、多くの企業が今まさに注力している社会課題「カーボンニュートラル(脱炭素)」に着目。地球規模のビッグイシューをどのように「自分ごと化」して、アクションへつなげていくことができるのか。そんなビジネスパーソンの悩みに対して、ヒントを探るべく、脱炭素化支援機構(以下、JICN) 代表取締役社長 田吉禎彦さんに

複雑化する社会課題をみんなで解決するために。~実践知をひらくブックレット公開~

多くの企業が社会課題の解決に取り組む昨今。富士通もデザインとテクノロジーによる社会課題の解決を目指して、さまざまなプロジェクトを立ち上げ、試行錯誤を繰り返しながら実践を積み重ねてきました。今回、そこから得た知見、プロセスなどをまとめた実践ブック 「社会の課題をやさしく、ながく解決していくために。」を公開しました。皆さまが抱える社会課題の解決、ビジネスとの両立にお役立ていただけるよう、富士通が具体的にどのようなアプローチをしてきたのかをご共有します。 <実践ブックレット> 「

事業を通してサステナビリティを実現するヒントはどこにある?「SUSTAINABILITY TRANSITION BY DESIGN」公開

企業としてこれからの未来を考えるとき、社会課題解決と事業成長の両立は、重要なテーマです。しかし、実際にサステナビリティに取り組もうとすると、社内外に多くの課題があります。 富士通もそんな悩める企業の一つ。自ら実践したり、有識者と対話したりしながら、答えを探索し続けてきました。そして今回、そんな悩みを解消するヒントになりそうな仮説を「SUSTAINABILITY TRANSITION BY DESIGN」と題したレポートにまとめました。このレポートが、社会をより良くするための

#はじまりのデザイン | 意志あるWell-beingが実現できる社会へ

私たち、富士通デザインセンターは「社会の課題を、等身大に。社会の明日を、あなたとわたしで。」というミッションを掲げています。そのために、課題を捉え直し問いを立てる「はじまりのデザイン」、問いに対して共にアプローチする「みんなのデザイン」、アウトプットに落とし込む「かたちのデザイン」の3つのデザインを通じ、さまざまな地域や企業に伴走しながら、より良い社会づくりを目指しています。 患者と医師のコミュニケーションギャップを解消 医療技術の進化により、治療の選択肢が増え、ひと昔前

#はじまりのデザイン| 未来の社会に問う、寛容さで包み込む教育

私たち、富士通デザインセンターは「社会の課題を、等身大に。社会の明日を、あなたとわたしで。」というミッションを掲げています。そのために、課題を捉え直し問いを立てる「はじまりのデザイン」、問いに対して共にアプローチする「みんなのデザイン」、アウトプットに落とし込む「かたちのデザイン」の3つのデザインを通じ、さまざまな地域や企業に伴走しながら、より良い社会づくりを目指しています。 どうすれば、誰ひとり取り残されない社会を実現できるのか 私たちの生きる社会には、さまざまな個性や

いろとりどりの解決|神奈川県川崎市

社会課題が多様化・複雑化する昨今。従来のアプローチでは、解決が難しい問題が山積しています。自治体においてもそれは同じ。市民のニーズが多様化し、業務が多岐にわたる一方、担い手が不足といった問題などから、これまでのやり方や仕組みだけでは、対応が難しくなってきています。  そんな中、約154万人の人口を擁し、7つの行政区からなる神奈川県川崎市 は、「市民創発」という市民・企業・行政などの垣根を超えた、新しい市民自治の在り方を模索しています。7区それぞれで異なる歴史や特色を持ち、抱

誰もがありのままの“あなた”でいられる社会とは

近年、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)の実現に向け、障がいのある人の雇用機会の拡大や、安心して働ける職場づくりの取り組みが進んでいます。 障がい者の法定雇用率が段階的に引き上げられ、障がい者の雇用が大きく進展している一方、職場の雰囲気や人間関係に馴染めず、短期間で離職してしまう人も少なくありません。 昔はこうした問題の原因を、各人にある障がい特性に起因するという「医学モデル(個人モデル)」の考え方もありましたが、現在は大きく変わり、生活の場や仕事の

余白のある問いと意志の掛け算が生み出すまちづくりの可能性|千葉県流山市

多くの課題を抱える日本。なかでも、地方の人口減少や少子高齢化は、深刻な課題と言えます。都市部への人口の流入が進む中、多くの自治体では、魅力的で持続可能なまちづくりを目指したユニークな取り組みが活発になっています。 その中でも、今回、編集部がDeepDiveするのは、千葉県流山市。 流山市は、千葉県北西部、都心から25キロメートル圏に位置する自然豊かな住宅文化都市です。日本全体で人口減少が続く中でも、流山市は、全国の市の中で6年連続人口増加率1位と住民が増え続けています。 な

社会課題解決につながる日本らしい政策デザインとは

政策づくりにデザインアプローチを取り入れる「JAPAN+D」 後編 こんにちは、デザインアドボケートの横田奈々です。 前回から、政策づくりにデザインアプローチを取り入れているJAPAN+Dさんとディスカッションを行っています。前編では、政策づくりにデザインアプローチを取り入れることをメンバーのみなさんがどう思っているか、また、日本らしい政策デザインとは何かを伺いました。 (下記、前編記事です) 後編では、横田が考える「デザインアプローチの8つのステップ」を元に、政策デザイ

省庁を超えた若手中心チームが「政策デザイン」を実践中

政策づくりにデザインアプローチを取り入れる「JAPAN+D」 前編 こんにちは、デザインアドボケートの横田です。 前回の群馬大学の粕谷健一教授との対話の中で、社会課題解決における技術は開発しても普及までに政策や法規制等も整備していく必要があると分かりました。 そこで、政策や法規制づくりに興味を持って調べていたところ、政策づくりにデザインアプローチを取り入れる「JAPAN+D」という取り組みを知りました。 経済産業省を中心に2021年6月に立ち上がったこのプロジェクトのメン

【ケーススタディ】みんなでつくる「私たちの」公共サービス

企業だけではなく、政府や自治体のつくるサービスの中にもデザインを取り入れる動きが活発になってきています。   たとえば、2018年3月に内閣官房より行政機関向けの参考書「サービスデザイン実践ガイドブック(β版)」が刊行。同年5月には経済産業省と特許庁から政策提言「デザイン経営宣言」が発表されました。2021年9月に発足した「デジタル庁」が同年12月から提供をはじめた「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」は、デザインの視点が活かされた好例です。   サービスが使われ続けるために

事業は「理念」を体現する「シーン」 ~地域未来創造企業 きたもっく~

地域から社会課題の解決に取り組む企業にとって、持続可能な事業をつくることは、リソースが潤沢な都心部に比べると、難しいもの。 そんな中、県外や国外からも仲間が集まり、事業を多角化し、伸ばし続けている企業があります。浅間山の麓・群馬県長野原町北軽井沢にある「有限会社きたもっく」です。 キャンプ場「北軽井沢スウィートグラス」や宿泊型ミーティング施設「TAKIVIVA(タキビバ)」などの場づくり事業と地域素材を活用した6次産業化に取り組んでいる同社。キャンプ場のオープン以来、20

はじまりのデザイン ~地域活性を後押しする、内と外のいい関係とは 〜

私たち、富士通デザインセンターは「社会の課題を、等身大に。社会の明日を、あなたとわたしで。」というミッションを掲げています。そのために、課題を捉え直し問いを立てる「はじまりのデザイン」、問いに対して共にアプローチする「みんなのデザイン」、アウトプットに落とし込む「かたちのデザイン」の3つのデザインを通じ、さまざまな地域や企業に伴走しながら、より良い社会づくりを目指しています。 どうすれば、地域内外の目線を行き来できるのか 地域外の立場から地方創生に関わる上で大切なこと。そ

社会課題解決の技術開発に取り組むとは

デザイナーが海洋生分解性プラスチックの研究者に聞いてみた 後編 海洋生分解性プラスチックの研究に取り組む群馬大学の粕谷健一教授を訪ねて、海ゴミ問題の現状と解決の難しさについて、前編では研究者視点伺いました。 後編は、横田が考える「デザインアプローチの8つのステップ」や、デザインと研究に共通するアプローチなどについて、粕谷教授に伺っていきます。社会課題解決を目指す研究に、はたしてデザインはどのように生かせるのでしょうか。 ※本記事に記載されている会社名、商品名は、各社の商

海ゴミ問題の解決に挑む「海で分解するプラスチック」

デザイナーが海洋生分解性プラスチックの研究者に聞いた 前編 こんにちは、デザインアドボケートの横田です。 前回、海ゴミを拾う環境活動を行っている大学時代の友人、渡邊尚紀さんに話を聞きました。 取材の中で人の手では拾いきれないマイクロプラスチックがあることや、それが海の生態系に及ぼしているという問題を新たに知りました。やはり社会課題は複雑で、ゴミを拾うだけでは海ゴミ問題は解決しないようです。 そこで、海洋のプラスチックゴミを減らすにはどうしたらいいか調べを進めていく中で、