DESIGN SPECTACLES
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【ケーススタディ】みんなでつくる「私たちの」公共サービス
企業だけではなく、政府や自治体のつくるサービスの中にもデザインを取り入れる動きが活発になってきています。
たとえば、2018年3月に内閣官房より行政機関向けの参考書「サービスデザイン実践ガイドブック(β版)」が刊行。同年5月には経済産業省と特許庁から政策提言「デザイン経営宣言」が発表されました。2021年9月に発足した「デジタル庁」が同年12月から提供をはじめた「新型コロナワクチン接種証明書ア
どうすれば、未来への感度を上げられるだろうか?
発想の源となるインスピレーションを届ける
これまで数々のビジョン創出や新規事業創出に携わってきた中で、発想の源となるインスピレーションの大切さを実感しました。未来への発想には、「ヒトの価値観の変化に着目すること」「世の中のおもしろい情報に触れること」「自ら体験して心を動かすこと」が必要と考え、人や場を巻き込みながら活動を広げています。
どうすれば、敷居の高い日本酒に対するハードルを下げることができるだろうか?
日本酒の味と香りを再解釈した新たなボトルによる直観的に日本酒が選べる体験
国内消費の冷え込みが続く日本酒業界。そんな業界をもっと盛り上げたいという思いから、日本酒好きなデザイナーが集まり「自分の好みを把握し、日本酒を買ってもらうきっかけ作り」となる、新たな日本酒体験をデザインしました。
今回は日本酒に興味があるけど普段飲まない人をターゲットにし、日本酒の味と香りを再解釈した新たなボトルを作成、ボ
社会課題と接する機会を日常にするには?
社会課題を「鬼や鬼ヶ島」に、社会起業家を「桃太郎」と見立て、「笑い」の要素をプラスしたユニークなトーク番組
日本人の多くが知っているおとぎ話「桃太郎」のストーリーを一言でいえば、「挑戦の物語」であり、村人たちに勇気と希望を与えたことでしょう。桃太郎のように未来に対して行動を起こし、組織や領域を越えた仲間と助け合い協力することの大切さが、この世界に広まることを願っています。
日本を元気に!世界をサ
徳島の酒蔵が持つ個性や魅力を多くの人に伝え、日本、世界へと販路を拡大できるか?
お酒造りをオープンにし、ユーザー参加で新たな価値を生み出す
日本酒に新たな価値を生み出す鍵は「オープンにすること」です。
日本酒業界は長い歴史と伝統から、酒造りを公開しないことが良しとされています。そういった考えを尊重しながらも、「今の時代に合った日本酒の作り方に挑戦したい、しなければならない」と考えています。
どうすれば、価値観が多様化する社会で新たな「市民とまちとの接点」をデザインすることができるだろうか?
暮らしの中でまちを知り気軽にまちへの意見を言える仕組みづくり
市民の価値観が多様化する中で、行政が全てのニーズを把握し対応することは難しくなっています。そこで私たちは、川崎市中原区の市民・行政・企業の多様な主体で協働し、地域の課題解決を目指す「市民参加型のまちづくり」に取り組んでいます。三者で対話を繰り返し「暮らしの中でまちを知り、気軽にまちへの意見を言える仕組み」を考案し、武蔵小杉駅周辺で実
どうしたら、住民の声に寄り添いながら、地域の自立性を引き出せるだろうか?
島の魅力の再発見“食”を軸にした地元高校とシェフのレストラン
日本には、まだ知られていない素敵な人々や伝統文化が、たくさんあると信じています。まずは、私の周りの素敵でならない人たちを繋ぎ、豊かさであふれる世界の第一歩を踏み出したいと思いました。住民の自律性を高め、佐渡の魅力を再発掘することで、社会インパクトをあたえることができる施策を住民と共に作り上げています。
VUCA・AI時代を生きる子どもたちのために、デザイン・デザイナーは何ができるだろうか?
“未来に生きる子供たちに「問う力」を”
児童向けデザイン思考を活用した探求学習・問いづくりの出前授業
未来の社会を創っていく子どもたちにとって、できるだけ早い段階から、問題発見・課題設定する力を身につけることが重要ではないかと私たちは考えています。私たちは、子どもたちが「デザイン思考」を活用し「問いを立てる」ことを「ワクワクしながら学べる」よう、児童生徒向けデザイン思考出前授業
事業は「理念」を体現する「シーン」 ~地域未来創造企業 きたもっく~
地域から社会課題の解決に取り組む企業にとって、持続可能な事業をつくることは、リソースが潤沢な都心部に比べると、難しいもの。
そんな中、県外や国外からも仲間が集まり、事業を多角化し、伸ばし続けている企業があります。浅間山の麓・群馬県長野原町北軽井沢にある「有限会社きたもっく」です。
キャンプ場「北軽井沢スウィートグラス」や宿泊型ミーティング施設「TAKIVIVA(タキビバ)」などの場づくり事業と
はじまりのデザイン ~地域活性を後押しする、内と外のいい関係とは 〜
私たち、富士通デザインセンターは「社会の課題を、等身大に。社会の明日を、あなたとわたしで。」というミッションを掲げています。そのために、課題を捉え直し問いを立てる「はじまりのデザイン」、問いに対して共にアプローチする「みんなのデザイン」、アウトプットに落とし込む「かたちのデザイン」の3つのデザインを通じ、さまざまな地域や企業に伴走しながら、より良い社会づくりを目指しています。
どうすれば、地域内
はじまりのデザイン ~伝統の世界から、新たな価値を生むには?~
私たち、富士通デザインセンターは「社会の課題を、等身大に。社会の明日を、あなたとわたしで。」というミッションを掲げ、課題を捉え直し問いを立てる「はじまりのデザイン」、問いに対して共にアプローチする「みんなのデザイン」、アウトプットに落とし込む「かたちのデザイン」の3つのデザインを通じ、さまざまな地域や企業に伴走しながら、より良い社会づくりを目指しています。人に着目することで、そもそも解く課題は何な
もっとみる活動家に聞いた「社会課題に取り組むプロセス」とは?
幕張の海でゴミを拾い続ける友人 後編
学生時代の友人の渡邊尚紀さんに、環境活動家としての取り組みについて聞いた前編に続いて、後編は、横田が考える「デザインアプローチの8ステップ」について2人でディスカッションしていきます。
特に横田が以前アップした記事、「JEITAのデザインワークショップに参加して分かった『共感』の難しさと『問題探索』の重要性」でも紹介した、「共感」の重要性について聞いていきま